飯田和也について

昭和46年より幼稚園の園長として乳幼児教育の現場に携わり、その後、保育者養成校での教育、全国各地での保育研修、障がい児保育、海外の幼稚園での指導など、長年にわたり乳幼児の保育と保育者養成に携わってきました。

今までの歩み

保育現場での歩み

昭和46年から、学校法人緑ヶ丘学園において園長、のちに理事長として、長年にわたり乳幼児の保育に携わってきました。日々子どもたちと関わる中で、乳幼児の発達を基本に据えた保育のあり方を考え、保育計画や指導計画の立案、実践、点検・評価を重ねてきました。

また、障がい児保育にも継続して携わり、園での実践を指導するとともに、名古屋市の障害児保育指導委員を約20年間務めました。自閉症、知的障がい、発達障がい、肢体不自由など、さまざまな子どもたちと関わりながら、一人ひとりの発達に応じた保育や、保護者への支援について実践を積み重ねてきました。

保育者養成に携わって

昭和52年からは、名古屋柳城短期大学において約30年間、保育内容や障害児保育を担当し、保育者を目指す学生の教育に携わりました。その後、東海学園大学でも7年間、学生への授業や実習指導を行いました。

保育現場での実践と養成校での教育の両方に携わる中で、保育者が乳幼児の発達をどのように捉え、どのような言葉で計画を立て、実際の保育へつなげていくのかを長年考え続けてきました。

「保育所保育指針」と全国での研修

平成2年の保育大改革の際には、栃尾勲氏、成田錠一氏、小林一氏とともに『保育所保育指針解説書』の執筆に携わりました。その後、北海道から沖縄まで全国各地を訪れ、「養護」と「教育」の考え方について研修や解説を行いました。

特に、養護における「生命の保持」「情緒の安定」、そして教育における「ねらい」と「内容」の意味について、保育現場の先生方とともに考えてきました。また、厚生労働省に関係する園長研修、主任研修、初任者研修、障害児保育研修などにも携わり、全国各地で多くの保育者の方々と出会ってきました。

研修を通して生まれたつながりは、現在まで続いています。

海外での保育活動

国内だけでなく、海外の幼稚園や保育現場にも携わってきました。

オイスカ香港日本語幼稚園では園長を務め、そのほか上海、タイ、インドネシアなどの幼稚園において、顧問や現地指導、講演、研修などを行いました。国や文化が異なっても、子ども一人ひとりの発達を大切にし、子どもが安心して成長できる環境をつくることの大切さは変わりません。

国内外のさまざまな保育現場に関わった経験は、現在の私の保育に対する考え方の大きな土台となっています。

このサイトを立ち上げた理由

これまで、養成校での教育、各地での研修会、海外を含めた保育現場での指導や点検・評価に携わってきました。その中で、乳幼児が主語となっていない幼稚園・保育園・こども園があまりにも多いことを感じてきました。

子どもの発達からかけ離れ、保育者が主語、大人が主語となっている保育や研修会も多く見られました。また、養成校で保育を教えている教員の中にも、「養護」と「教育」の区別や、保育に関する言葉の理解を間違えている場合があることを知り、大きなショックを受けました。

保育の影響は、その時だけで終わるものではありません。10年、20年先、さらには50年先まで続いていくものだと考えています。

だからこそ、日本の子どもたちのためにも、乳幼児の正しい発達について伝え、「養護に包まれて教育がある」という保育の基本を伝えていきたい。

その思いから、このサイトを立ち上げました。

これまで保育現場や養成校、全国各地での研修、海外での活動を通して培ってきた経験をもとに、乳幼児が主語となる保育について伝えていきたいと考えています。

子どもたちに伝えたいこと

乳幼児の「生きる力」を育てるために大切なのは、一人ひとりの子どもに、その存在そのものが大切であることを伝えることだと考えています。

「あなたは存在しているだけで、周囲の人に希望を与え、生きる力や幸福感、生きている喜びを与えてくれている」

そのことを、子どもたちに伝えていくことが大切です。

「生まれてくれてありがとう」
「そばにいるだけでうれしい」
「見ているだけで幸せ」
「声を聴いているだけでうれしい」
「手を握れるだけでよかった」

こうした思いを、保育の中や生活の中で具体的に伝えていくことが、乳幼児の「生きる力」を育てるために必要だと考えています。

そして、このようなふれあいの中から、乳幼児は「生きている喜び」を味わうことができるのだと思います。子どもたちを愛する保育者を育て、子どもたちの立場になろうとする心を伝えていくこと。

そのために、これまでの経験や考えをこのサイトを通して伝えていきたいと思っています。

著書 

  • 「保育所保育指針解説書」
  • 「保育計画記入事例集」
  • 「指導計画記入事例集」
  • 「一人一人を愛する保育一人一人を認める保育」
  • 「一人一人を認める保育」
  • 「一人一人と向き合う子育て」
  • 「指導計画立案ノート0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児」 
    その他 多数



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